- ささき農園
自然薯 箱入 1.0kg以上
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唐津の自然薯は、昔、藩主への年貢として収められるほど特別なものでした。それは、唐津の山々がおいしい自然薯が採れる赤土の山で、なおかつ綺麗な温泉が湧く山だったからです。赤土の自然薯は美白、美肌で粘り強いのが特徴です。
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残り100点
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16,200円(税込)
- カートへ入れる
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唐津の自然薯は、昔、藩主への年貢として収められるほど特別なものでした。それは、唐津の山々がおいしい自然薯が採れる赤土の山で、なおかつ綺麗な温泉が湧く山だったからです。赤土の自然薯は美白、美肌で粘り強いのが特徴です。
残り100点
16,200円(税込)
佐賀県唐津市、温泉が湧き出る赤土の山で育った自然薯です。
もともと自然薯が自生していた土地を切り拓き、山の落ち葉や枯れ草などから作った自家製の堆肥のみを使用。独特の粘りと風味を味わってください。
ささき農園の佐々木励さんに畑でお話を聞きました。「畑があって、そこに植えたのではなく、もともと自然薯が自生していた場所を畑にしました。赤土の真佐土という土が、自然薯を育てるのに合っているのだと思います。400年前から続く“唐津くんち”というお祭りに自然薯が納められてきたという記録も残っていますし、明治38年に書かれた夏目漱石の『我輩は猫である』にも、唐津の友人からもらった自然薯が登場するんですよ。自然のイモと書く自然薯の伝統の味に、15年間チャレンジしてきました。」
佐々木さんは「自然薯にストレスが掛かってしまうと、あくが出やすくなるんです。」と言います。「掘る時に傷をつけてしまうと、自分が掘られていることを自覚して、イモがストレスを感じてしまいます。ひたすら丁寧に丁寧に作業をして、自分が掘られていないと勘違いさせるんですよ(笑)。さらに、保存の温度と湿度の管理や資材も全部見直して、有機JAS認定を取得することができました。困難にぶつかるたびに、乗り越えてきたんです。」
佐々木さんのお話は続きます。「自然薯は、日本に古来からあるイモです。古い文献にも、効能や効果が載っているんですよ。濃いめの味噌汁をだし汁に使った“とろろご飯”や、すり下ろして甘酢の中に落として“落としいも”にしたり、すり下ろして外はカリッと中はトロりと揚げた“揚げとろろ”にしたり。いろいろな食べ方で、独特の粘りと風味を楽しんでいただきたいですね。」
「自然薯は年々大きく育つことから“出世イモ”と呼ばれ、昔から縁起がよい食べ物として食卓を飾ってきました。粘り強く長生きできるようにと、祝い事の贈り物としても使われてきたんですよね。白い色がうちの自然薯の特徴で、この唐津の山の風味と歴史を、ぜひ贈り物にもしていただきたいと思います。」佐々木さんの穏やかな笑顔の奥には、開拓者の力強さと誇りがありました。