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茶摘みの時期

「八十八夜」は立春から数えて88日目にあたる日のことで、茶摘みの頃です。「八十八夜の別れ霜」といい、だいたい八十八夜の頃に霜が降りなくなります。茶葉にとって霜は大敵で、この八十八夜が農作業の目安となります。日本列島は南北に長く、別れ霜の季節は地方によってずれますが、八十八夜はやわらかく良質な茶葉がたくさん採れる時期で、このときのお茶を飲むと長生きできるといわれ、縁起ものとして珍重されています。緑茶に含まれるカテキンは、老化防止に効果的な抗酸化力がビタミンEの20倍も含まれ、発癌作用抑制効果に有効だといわれています。日本にお茶が伝来したのは鎌倉時代で、京都・栂尾の高円寺に、発祥の由来とされる日本最古の茶園があります。お茶は「土に還る」ので不祝儀でもよく使われるため、そのイメージからお祝いなのにいいのかと心配される方もいます。しかし、茶の木の根は地中深くまっすぐに伸びているので簡単には抜けず、植え替えがしにくいところから、婚家にしっかり根づくようにという意味がこめられ、縁起ものとして結納に使う習慣が九州地方にはあります。また、空也上人ゆかりの京都・六波羅蜜寺では正月三が日に大福茶がふるまわれ、飲めば1年の悪疫から逃れられるといい、大勢の参詣者で賑わっています。

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