人生の新たな出発点 | 三越伊勢丹のキノギフト

人生の新たな出発点

定年という言葉は、明治時代に旧陸海軍で設けられたた「現役定限年齢」の略語で、海軍工廠の職員に対して50歳を定年としたのが最初といわれています。その後、定年制は公務員や会社へと導入されていき、昭和25年前後からの高度経済成長以降、大企業から中小企業へと全国的に浸透していきました。そして平成10年、法律で60歳定年が義務化されました。定年制が設けられた背景には、企業は定年まで一生懸命働いた社員に、感謝の意を込めて退職金を支払い、老後の生活を保障するということがありました。若い労働力への世代交代をバランスよく行うという事情もありました。一方、会社員の定年制とは別に、日本の各地方にも伝統的に隠居する村社会の制度がありました。家の代表者が60歳になると家督を跡取りに譲り、隠居して社会の一線から退きます。しかし社会から隔絶されたわけではなく、村や若い者の相談役として長年の経験と叡智を授かったのです。村人としての役割が加齢とともに変化し、寺社などの世話役、神社祭祀(さいし)へと信仰面に移行し、老いの境地へとスムーズに着地できるシステムがあったのです。現在の高齢社会で、定年後に悠々自適の生活ができると楽しみにしている人がいる反面、仕事一筋の生き方をしてきた人にとっては何をしたらいいのか目的が見出せない人もいます。定年は人生の危機といわれ「定年ブルー」なる言葉も生まれました。60歳以降の「第2の人生」をどうすごすのかは本人の意思と生活設計にかかっています。趣味・資格取得・ボランティア・田舎暮らし・海外移住など選択は様々です。定年時を人生の新たな出発点と考えれば、現役時代とは違った活躍の場があり、今までの知識や経験を広く生かすことで、セカンドライフは充実したものになります。定年退職される方にも、昇進昇格のときと同様に、慣例にしたがって送別会などを催しますが、退職される方への今後の状況や心中を考慮した内容で行いたいものです。贈り物としては、ゴルフウェア・盆栽道具・釣り道具など趣味のものや、置物・夫婦茶碗など記念に残るもの、定年までやってこれたのも内助の功があってこその意味を込めて食器類がいいとされています。ほかには、職場の仲間で撮った写真を入れてフォトフレームを贈るとか、男性の中には在職中ビジネスバッグしか持たなかったので、これから趣味や集まりに行くときに使えるようなおしゃれなカジュアルバッグを贈るとか、それぞれの知恵ですてきな贈り物をしています。家族であれば、しゃれたレストランで食事をして労をねぎらったり、子どもが夫婦旅行をプレゼントするケースも増えました。

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