雨を降らすための祈り | 三越伊勢丹法人ギフトサイト

雨を降らすための祈り

現在日本の産業構造とは異なり、日本人は農耕民族でした。農耕は水で作物の育ちが左右されるため、雨が降る降らないは大変重要な問題です。雨が降り過ぎると育たず、日照りが長く続きすぎて早魃になると作物が枯れて困るので、農耕に携わる人々にとって、水の管理調節は最重要の仕事になっていました。しかしあまりに長い日照りが続くと管理調節がきかなくなり、雨を降らすには神頼みになり、「雨乞い」のための行事がたくさんうまれました。お百度参り、お湿り詣で(千社詣で)、百度垢離、雨乞い踊り、雨降り岩に祈る、焚き火(千把焚)、北条念仏、宗方万行、白馬献上、徹夜祈願、七人籠り、雨乞い小町、祈雨使、網引き(網を水上竜とみなす)、水神を怒らせる(水神の住む場所の水を日照りの場所の池にまく)、いろいろなものを神社に奉納して祈る――。そのほとんどは呪術や祈願によりましたが、いずれにしても原始信仰です。雨乞いは、神に頼むのも大勢で祈った方が神仏の霊験あらたかという判断で、個人祈願や代参祈願もありましたが、だいたいは集団祈願でした。個人祈願としての願掛けは、灯篭、鳥居、絵画、草鞋、毛髪を奉納して願いがかなうように祈る、椀・柄杓・石・貝殻などに穴をあけて願いが通りやすいようにするなどがあり、集団祈願としては、氏神様の境内で楽器をうちならして雨乞い踊りをする、山上で焚き火をして鉦や太鼓を鳴らして祈る、神の水を池に注ぎ竹でつくった大きな龍を人々が担いで祈る、というような方法もあります。

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