ビジネスの贈る・揃える・備える。

日本橋 宮川

<つきじ 宮川本廛>から昭和30年に暖簾分けして、日本橋の旧魚河岸通りに開店した<日本橋 宮川>。赤酒を使った特製のたれを使用。店で使う器を輪島塗とするなど、食への強いこだわりを貫いています。

鰻と土用の丑の日について、日本橋 宮川の二代目・日高正盛さんに、お話を聞きました。

土用の丑の日は、日本初のキャッチコピーでした。

「鰻というのは魚ですから、本来は脂の乗る冬が美味しいんです。

江戸時代に、鰻屋から宣伝を頼まれた、平賀源内という学者さんが“土用丑の日”という日本で初めてのキャッチコピーを考えたのが、土用の丑の日の始まりだといわれています。日本橋で60年。うちの鰻を召し上がっていただいたお客様から“美味しかった”と言っていただけるのが、やっぱり嬉しいですね。」

暑い夏に召し上がっていただくのに、鰻はオススメ。

「夏バテに鰻というのは、実はとても理にかなっているんです。多くのビタミンや栄養素を豊富に含んだ食べ物ですから、暑い夏に召し上がっていただくメニューとして鰻はオススメです。

カロリーの面でも、皆さんが思われているほど高くないですよ。その見た目から、カロリーが高そうに感じているんですね。」

炊き上げたご飯全体に、タレをなじませるようにして。

「うちの焼き方は、焼いて蒸して、タレに3回つけて焼くというスタイル。あっさり系の味です。関東らしい辛口のさっぱりした味わいを、皆さん気に入ってくださっているようですね。

特製のタレは60年間、継ぎ足して使っています。炊き上げたご飯全体に、タレをなじませるようにして。うちのタレの秘密は……残念ながら教えることはできません(笑)」

鰻の食文化が、より多くの人へと広がりますように。

「ネットを通じて鰻をご注文いただくこと。それは鰻の食文化が、より多くの人へと広がることだと思うのです。日本橋だけでなく遠くの方にも、そして贈り物としてもお使いいただきたいです。

もちろん、できたてが美味しいと思います。でも、現在の冷凍技術はとてもよくなっています。できる限り、できたての味わいに近いかたちで商品をご用意させていただきました。

余談になりますが、“うな重”と“うな丼”の違いは、実は、器の違いだけなんですよ。うちでは値段も一緒です。急いで搔き込んで食べたい時には、やっぱり丼でしょうか(笑)」

open

御礼・お返し